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古民家再生物語・円台寺の家(その6)焼杉板張り

8月になりました。梅雨も明け、これから台風の季節になります。

 

7月29日、30日の作業。

外壁に焼杉板を張る
手づくりの焼杉板をつくり、それを外壁に張る。
古民家の再生で大切なことは、呼吸出来る素材を使うことです。過度な高気密、高断熱の人工的な無機質な素材でつくる家は、人の持つ免疫力を退化させ、決して健康な暮らしになりません。
自然の素材を使って健康な暮らしを取り戻し、自然の素材のもつ経年の風合いを楽しむようにしたいものです。

 

(1)先ず、外壁を整えるところから始めます。

補修のためトタンや板を剥がします。そして、ここでも、掃除、掃除、掃除、です。
掃除が終わると傷んだ部分を把握します。

(2)木部に塗装します。

既存の柱、板類を塗装します。ここでは防腐としてキシラデコールをたっぷり塗ります。
焼杉板の下地になる胴縁にも塗ります。

(3)焼杉板を張ります。
焼杉板は杉板の荒材をバーナーで焼いた自家製です。
押え材は、屋根に使う瓦桟をバーナーで焼いて使います。押え材は焼杉板より少し長くして水切れが良いようにします。
焼杉板は炭化した部分を取らずにそのままのものを張ります。市販のものにブラッシングしたものもありますが、炭化した部分が自然の風雪から守ってくれるので残すことをお勧めです。

焼杉板、押縁を自家製にして施しすることは、傷めば自分で修理出来るようにする為です。特別でない何時でも手に入る材料でつくることが大切です。

 

 

8月3~5日

迷走台風がやって来る。外壁の修復を始めたばかりだというのに・・・・・。

経験の浅いというか、あまり古民家に興味のない職人?さんの仕事の尻拭いのような、作業です。熊本の震災後の職人不足からの悪影響とは思いたくありませんが・・・・・。

屋根を支える大梁が外壁に・・・・。この梁の保護も兼ねて、壁と屋根瓦の仕舞いを焼杉板で覆います。

焼杉板張り。瓦の葺き替えにも対応出来るようにしています。

 

 

2階切妻部分の壁の補修。焼杉板張りの下地。

 焼杉板張り、雨仕舞の水切りも施う。

 

8月13日、14日、15日
お盆休みを活かしての作業です。危惧していた迷走台風5号も何とかそれましたが台風一過とはいかず愚図ついた天気がつづいています。

今回も前回につづいて東側の外壁に焼杉板張りです。

13日。東の2階の外壁が張り終わりました。

14日。西側の外壁の焼杉板張りです。
仮設の足場をつくります。伸縮するはしごを使っての足場です。
外壁の整備です。
先ず、外壁や木部にある不要なもの(張り付けてあるトタン、クギ等)を撤去します。

下地づくりと塗装。
既存の梁、柱に、木部浸透性保護塗料(キシラデコールのパリサンダ色)を塗ります。
並行して下地づくりです。梁、柱を保護と補強も兼ねて、太目(30×45mm)の胴縁で組みます。

予め焼いておいた手づくりの焼杉板を張ります。

とうとう雨が降り出しました。ブルーシートを張っての作業です。

概ね張り終えて、雨だれが足場に当たって跳ねるので、本降りになる前に撤去しました。両サイドの張り残した部分は脚立で作業することにしました。

15日。
朝から雨です。外壁の作業は中止です。
内部の作業をすることにしました。
納戸に棚をつくる作業です。
これまでのDIYでの作業は主に仕上げの作業をしてもらうことにしていましたが、今回は下地づくりからの作業をしてもらうことにしました。

 

土間と茶の間の間に設けたテーブルです。土間からも、茶の間からも使えるテーブルです。
天板は古材(床の間の床板)で、脚等は今までの内装に使った端材でつくりました。
 

メモ
端材も有効に使うことにしています。自然の恵みに感謝する思いを込めて・・・・・。
使いきれない端材はストーブの薪にします。ゴミにしない。「捨てればゴミ、活かせば資源」です。

 

古民家Dr.ムラのにわか大工塾
http://www.facebook.com/NiwakaDaiku

古民家をDIYで再生して暮らす。を応援しています。

(つづく)

 

 

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